
武弓真実・Takyu Mami・庭の様
会期:2017年7月13日(木)〜7月18日(火)
12:00~19:00
コンセプト
茨城にある私の実家の庭はそこそこ立派だ。
松や梅の木が植えられ、灯篭やつくばい、みかげ石で作られた大きなテーブルとイスのセットなんかが設置され、しまいには謎の小さな神社まである庭は一見すると手入れの行き届いた日本庭園のようだ。
しかし、美しく丸く剪定された植木の根元ではあやしいキノコが大量発生し、家の猫より太った野良猫が発情期を迎え、鳥の糞から芽吹いたアスパラガスが堂々育つ。
人がどんなに手をかけたところでたくましい生命力を持ったもの達に庭は日々侵食されていく。
春夏は特に賑やかで、気温の上昇とともに人の支配の手が追いつかないないほどのスピードで草木は育ち、様々な生物が往き来し庭の形を変化させていく。
不自然な自然の中に在る自然。ある意味では不完全。
そんな庭の様子を描く。
武弓真実 略歴
1987 茨城県生まれ
2011 東北芸術工科大学芸術学部美術科 卒業
2013 筑波大学大学院人間総合科学研究科芸術専攻 修了
活動歴
個展
2013 「武弓真実展" at sea"」ギャラリーK、東京
2014 「四足歩行の穴」ギャラリーK、東京
「武弓真実 個展 オ真実」ギャラリーKINGYO、東京
2015 「またぐ一線」ギャラリーK、東京
グループ展
2009 「ホニャララ展」ギャラリー絵遊、山形
2011 「脳内スラング」ギャラリーツープラス、東京
2013 「Derby展」ギャラリーKINGYO、東京
「2119B 」ギャラリーツープラス、東京
「HACOTEN」ギャラリーKINGYO、東京
2014 「大草原平面展」ギャラリーKINGYO、東京
「日本コラージュ」ギャラリーK、東京
2015 「賀正展」ギャラリーKINGYO、東京
「Contenporaries-the other side ofT sukuba-」ギャラリーQ、東京
「6SSF」つぎのカーブ、東京